先日、ケニアサッカーチーム グリフォンFCの監督から下記のようなメッセージを頂いてので転載します。
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なんだかこんな風に書くとほろ苦いやら酸っぱいやら黒歴史の手紙のようですが
そうではなく、うちのサッカーチームの選手から今日もらった手紙です。
以下要約---------------
グリフォンFCコーチへ
両親からの理解を得ることができず、チームをやめなければいけなくなりました。
チームを去ることはショックでとても悲しいです。
高校が終わってもずっとチームに残りたかったけど、
両親がナイロビから僕を連れ戻しにきて、それも叶わなくなりました。
僕は決してチームをやめたくはありませんでした。
なぜなら僕はコーチの指導の下でケニアプレミアリーグの選手になりたかったからです。
両親にも思いを伝えたのですが、良い返事はもらえず、
まずはナイロビの実家に帰り、それから考えようということでした。
僕はチームに戻りたいです。グリフォンが大好きなのです。
「サッカーとは何か」ということを教えてもらい、感謝しています。
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以上、胸熱です。泣けます。
彼は高校最終学年で、この11月で卒業し、
ナイロビの実家に帰らなければならなくなったのです。
攻撃的ミッドフィルダーとして、チームで一番のパスセンスを持っていました。
まだ18歳、もっともっと伸びるので、ナイロビに引っ越してもサッカーを続けて、
いつか、ケニアプレミアリーグで活躍して欲しいと思います。
最後の一文、原文のほうがグッと来ました。
Thanks for your assistance and to teach me what is 'football'.
こんな彼ですが、練習中に会話をした記憶はほとんどありません。
無言の会話というか・・・寡黙で真面目なんですよね。
試合後のミーティングの話ぶりで熱い男だというのは理解してましたが、ここまでとは。
もっともっと選手のことを理解できるようになりたいです。
2枚目の写真は、練習試合の内容の集計記録です。最近つけるようにしました。
シュート、FK、CK、オフサイド、味方のパスが誰から誰へ、何本成功、失敗か、成功率。相手のパスの数、成功率など。
とても参考になるのですが、これをしていると試合の流れを追うことができなくなり、
ハーフタイムに適切な指示ができなくなります。困った・・・
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グリフォンFCの活動からこんな子が卒業していくのは頼もしい限りです。
サッカー好きの方、現地でボランティアコーチしてみませんか??